佐藤酒造の会 in 新宿徳利

日本酒の頒布会に入った鈴木三河屋という酒屋さんからの紹介で、蔵元さん(佐藤酒造)が来店するイベントへ行ってきました。

場所は新宿西口、ヨドバシカメラの裏手のごちゃごちゃとしたところにある焼酎バー「徳利」。土曜日の開店前の時間なので、15:30開始という昼飲みモードで参加、細くて急な階段で3階へ。 上りは素面でええけど、帰りは要注意やなこの階段。

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一番乗りで奥の席へ案内される。店内はまだ準備中。

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佐藤の、白麹、黒麹、麦が並んでます。

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テーブルにはグラスが。このグラスでグイグイいくのかと怯んだけど、これはチェイサー用。

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蔵元からはこのイベントのために2人来ていて、佐藤の幕を張ったりとか準備中。

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最初に切子のグラスで配られてきたのが白麹の6:4の先割り。

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最初の挨拶と乾杯の音頭は蔵元さん。横で黄金千貫をぶら下げているのは鈴木三河屋の店主。芋は生育するとこの3倍くらいになるのを、今日見本で持ってくるために嫌がる農家の人を説き伏せて掘ってきた芋。 季節としては、麦の仕込みが終わって一段落。 芋が大きくなると仕込みで忙しくなるので、今だから東京のイベントへやってこれたとのこと。 という話を聞いて乾杯。

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チェイサー用の水はなんと仕込み水。佐藤酒造は水を販売する免許を持っていないので、この水は門外不出の非売品。軟水でうまい水。

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先付けは明太子を巻いた玉子焼き、野菜と肉味噌。この味噌だけで飲める。

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デキャンタで出てきたのは、同じ白麹をつい今しがた6:4に割ったもの。飲み比べてみると先割りの方が口当たりがマイルドで違い歴然。

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さつま揚げ2種類の盛り合わせ。

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鹿児島地鶏のサラダ。 酒がすすむ、すすむ。

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黒麹も同じく6:4で割ったもの。ただし、片方は先割りしたものを燗したもの、もう一方はこの場でお湯割りにしたもの。どちらが先割りかを当てるのがクイズだったが、僕も含めた参加者大半は逆だと思った。う~ん、なんかおかしいけど、そろそろ酔が回ってきたか。

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さらに料理は続いて黒豚とししとうの天婦羅。これに添えられている黒ゴマがにんにく風味でうまい。

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参加者は20人ちょっとで年齢層、男女様々。徳利の店長、蔵元からの2人、鈴木三河屋さんが順番にテーブルを廻って色々話をしてくれる。 蔵元の半被を着た若い方の人は入社して数年目で始めた麦焼酎に最初から携わってきたということで、色々と教わった。麦でつかうのは白麹で麹も酵母も芋と同じものを使うけど、黒麹はなぜか使わないとか、仕込みの期間は納豆菌が混じるとマズイので全員納豆禁止、家族が食べたいと言ったら「実家に行って食べてこい」というとか。

3番目の麦焼酎は水割りとお湯割りの飲み比べ。 水割りが比較的あっさりなのに、お湯割りは同じ焼酎とは思えないほど色々な味がする。 今まで、麦焼酎は芋に比べて個性がないという印象やったけど、いやいやこれは旨い。たまには麦もええかなと思う。

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おにぎりも鹿児島産ヒノヒカリを使うこだわり。 この塩むすびにさっきのにんにく風味の黒ゴマを付けて食べると旨い。

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今日は肝臓を酷使したので、最後はしじみ汁。

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これで終わりと思ったら、最後に隠し玉、原酒げん露。

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この酒は蒸留の最初のとこを初取りして、44度に割り水してから1年間熟成させている。44度に度数をさげてあるのは45度以上だと焼酎のカテゴリーではなくスピリッツになってしまうからだそうな。今はもう販売されていなくて、鈴木三河屋に残っていた貴重なものを今日のイベントのために持ってきてくれたもの。

キンキンに冷やしてあるのでトロリとした感じ。度数は高いけど口に含むと尖った刺激がなく、丸く口の中に広がっていく逸品。

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あっという間に時間は過ぎてお開き。佐藤の焼酎を鹿児島由来の料理とともにしっかり戴いて、いろんな話を聞かせてもらって2,980円、中身の濃いイベントやった。

酒も料理もよかったけど、蔵元ならではの話を聞けたことが良かった。ストレートで飲んでも旨いけど、食中酒として飲まれることを目指している。だから料理を引き立てるためにはお湯割りか、水割りがお勧めというポリシーを通して、今日出てきた酒はみんな割ったもの(除く最後の隠し玉)。

ほろ酔い気分で急な階段を下って家路につく。

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